5、You play with the cards you're dealt.

その下にwhatever that means.と続く。
谷川俊太郎さんの名訳である『スヌーピー』の一節である。

You play with the cards you're dealt..whatever that means.
「配られたカードで勝負するっきゃないのさ…それがどういう意味であれ」



配られたカードとは何か?
美貌か、知恵か、はたまた体力か、幸運か。
自分にあるもの全てであり、自分にあるはずの何かである。

美しい女性は美しさゆえに悩み、あるいは歓喜する。
賢い人は賢さゆえに厭世の思いを抱き絶望し、
あるいは絶望に酔ってはいけないのだと奮起する。


昨今の人間は中庸を好む傾向にあるが、
「中庸」は「真ん中」という意味ではなく、
「平均的」という意味でも、もっとない。

中庸は常に一定の偏りを持つものである。

例えば    臆病~A~B~C~蛮勇

「勇敢」さは、BでなくCの産物である。
少なくともそうでなくては困ろうものだ。
子供たちは日曜日の朝に何を楽しみにすればいいのだろうか?
ヒーローはいつだって普通の人間よりも勇敢なのだ。
それは真ん中よりは蛮勇い近いものであり、
人間として悪を許さない思いは道徳心の一つであり、
それは偏りでありながら、同時に中庸である。

日本は極左思想に毒されており、
真ん中にあっても右翼だと言われる時代ではあるが、
僕は真ん中より若干右である立場を崩さない。

日本の四季と伝統が好きで、和食が好きで、
がんばれ日本! と叫びたいからには、この国が好きなのだ。
そもそも一般的に知られている右翼とは右派思想者ではないが、
それはここでは余談である。


何事も真ん中であり平均であることは、
人間として一番至ってはいけない状態だとさえ思っているからには、
この言葉は非常に重いものであることがわかる。

その意味が何であれ、自分の抱いている思いで世界に向き合うほかない。
そして、勝負すれば結果が出る。その結果の意味を受けて、
自分は次にどんなカードを選ぶのだろうか?

自問する価値が大いにあるといえようかの名文句は、
何ともシニカルでニヒルなわんこの言である。


You play with the cards you're dealt..whatever that means.

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